『おくりびと』
「おくりびと」を鑑賞。
「汚らわしい、触らないで!」
今まで一緒に生活していた人(夫)に向かっていきなり言ってしまうか? 少しぎこちなくも感じるが、日本では死人やそれを連想するもの、いわゆる「穢れ」に対し忌み嫌う風習は土着的に存在するものでしょう。
その意味で、広末の演じる主人公(小林)の妻は、この演技で「非差別の職業」をよく表し、それ故に夫の職業を理解する事の難しさを伝えています。
「死ぬ事は、門をくぐる事」
死という誰も避けては通れない出来事を通し、この映画は友人や夫婦の関係、そして親子の関係が「絆」として、「門」を通るために用意されている、いや、日々の出来事さえも「門」を通る人生の一歩一歩に過ぎず、死から生へと受け継ぎ、バトンタッチは行われているんだと感じさせてくれます。
邦画らしい美しい映像と、音楽(チェロ)がいっそう物語に引きつけてくれます。良い映画でした。
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